ピラティス・メソッド

時に1920年代。
日本では関東大震災、大正から昭和への変遷。
アメリカは大戦の特需により潤い、債務国から債権国へと発展。
欧州ではファシズムの台頭。

そして、1929年。
暗黒の木曜日より世界恐慌が幕を開ける…

そんな中、ドイツ軍・従軍看護師
ジョセフ・ピラティスが開発したエクササイズが
『ピラティス・メソッド』である。

彼は第一次大戦時に看護師として、病院に勤務していた。
その際の知識を生かし負傷兵のリハビリトレーニングとして考案。

負傷兵である事を前提としているので、
ベッドの上でも可能であり、体力の少ない状況下でも可能なエクササイズである。

呼吸・骨格・筋肉の動き・流れを意識し、
現在ではマットやマシーン・ボールなどを使用し、
呼吸法(胸式呼吸)を活用しながら、主に体幹のインナーマッスルをゆるやかに鍛える。

これにより、代謝の向上、体の歪みの矯正、リンパの循環などの効果を得られる。
また、独自のフローに沿った、緩やかな動きなので、オーバーワークやケガなども防ぐ
などの効果が期待できるとされる。

それがピラティス・メソッド

激動の時代、何かを傷つけるのではなく
癒す道を選んだジョセフ・ピラティスという人が生きた証だ。

  • 最終更新:2010-05-27 11:26:20

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